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2009.07.21
7/17(金) 第49回 青年社員講習会にて

主催 東京木材問屋協同組合
    東京木材青年クラブ

青年社員講習会は昭和36年以来木材建材関係会社の社員や木材業界に関心のある方を対象に毎年新木場周辺の木材に関わる各施設(会社)をバスツアーにより見学・講習会を行っています。

今回第49回 講習会に参加してきました。
日程詳細は東京木材青年クラブHPのご案内よりご覧下さい。
http://tms.mad.buttobi.net/

木材・合板博物館(新木場タワー)
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(左)岡野館長による講習  (右)ロータリーレース機のデモンストレーションの様子

講習会 ―木について知っておきたいこと―
天然林と人口林での森林の物質生産量の実験結果で、自然のままの天然林はCO2をほとんど固定していないことを示し、適正な間伐が行われ、さらに間伐材を合板やLVLへと利用することが環境や国土保全の面でも望ましいとのこと。丸太の心材(赤身)と辺材(白太)の耐久性や丸太の収縮率の話、曲げヤング係数の図では、干割れ率が高いほうがヤング係数は高いことを示し木の割れは欠陥ではないむしろ強度は強いことなど興味深い講義をしてくださいました。
デモンストレーションでは曲がった丸太や細い丸太でも最後までベニヤに製材できるロータリーレース機械を見学しました。

(株)梶本銘木店
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(左)茶室 木楽庵           (右) 梶本氏((株)梶本銘木店)による銘木展示場
 
1Fのショールームの茶室は京都の数寄屋師によるもので、にじり口から掛け込み天井まで本格的仕様になっています。このほかにも和室のショールームもあり、和室のしつらえもわかりやすく展示されています。
銘木が集まる展示場には内外より集められた製品が所狭しと並んでいて、銘木の奥の深さを体感することができます。

東京木材埠頭(株)
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(左)埠頭の様子               (右)「あしすとねっと」の説明
 
年間100万立方メートルの木材製品取扱高を誇る首都圏を中心とした在市場流通基地である東京木材埠頭(株)
web上での情報共有化システム「あしすとねっと」により、荷揚げされた荷物の管理場所を瞬時に知ることができる。

木材会館(新木場)
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(左)吉条理事長みずから館内案内     (右)1Fの展示スペース

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(左)女子トイレにも木があしらわれて   (左)桧の広いオープンデッキ

今回の講習会の目玉ともいえるのが、新木材会館。
住まいるCHANNCネットワークでも ご紹介しておりますが、実際に内部に入ることができて感動です。
当日は東京木材問屋組合 吉条理事長がじきじきにご案内してくださり、1F―7Fまで見学させていただきました。
随所に木をつかった内装は都市のビルとは思えないほど温かみと木の香りが癒しの空間を造り出しています。こんなオフィスで働きたいねと研修参加者がため息をもらします。
1Fの広い展示スペースにアイデアをと理事長。近々すばらしい展示が見られることと思います。

東京木材市場(株) 新木場
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(左)(右)青年クラブの小川氏((株)駿保商店)による林場案内

昭和51年に新木場の地に移転し現在に至る東京木材市場。
私ども東京中央木材市場同様、木材流通を通じ「木の文化」を守り続けています。
材の寸法・樹種等から家の部材として主にどの部分に使われているのかわかりやすく説明していただきました。

三幸林産(株)
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(左)ギャングリップソーのするどい歯        (右)バイオグリーン木材乾燥機の外観

ギャングリップソーでは複数の歯で一度に数本の製材が可能。同じ寸法のものを多く取る時に便利です。
木材の特性を利用した低温乾燥機(35度―40度)ではCO2の排出量がほぼ0であり、じっくり乾燥させるため割れ、反り、狂いが生じにくい。
東大寺で使用される材にはこちらの乾燥機で乾燥させた材を指定されたとのこと。
中も見学しましたが、低温のサウナといった感じで遠赤外線効果により、ゆっくりと木材が乾燥されていました。
「日本は乾燥にかけてはあまり進歩していなかったが、これからもっと研究を進めて行きたい」と馬田社長(三幸林産(株))

講演「木の良さを考える」   講師  日本木青連 歴代会長  榎戸 正人氏   
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最後は 榎戸氏による講演。
環境を守る為に大切なこと。「木をきるな!」ではなく、木を切ったらまた植えること。20年や25年で建て替えなくてはならない家ではダメ!50年60年掛けて育った木なら50年60年保つ家を建てること。
「在来工法は地震に弱い」のウソ。木ってスゴイ!など木のすばらしさを教えていただき、木を使うことで環境を守り、暮らす人の健康も守るということを講義していただきました。


この研修会を通して感じたこと

私たち木材を扱う仕事をしていてもまだまだ木について知らないことはあります。
そして、このような研修は木に直接携わっていない多くの方にも体験してもらえたらと思います。
日本の多くの人々が森や山、木についてもっと多くの知識をもってもらいたい。
それは、昔から現代にいたるまで木は私たち日本人の生活に深く関わりつづける大切なものだと思うからです。

 
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